「1日1万歩」の訳Q、どうして「1日1万歩」なのか?健康づくりや生活習慣病の予防には「1日1万歩を目標に歩く」と言われますが、その根拠は? A、何もせず、じっとしていても、寝転んでいても、体はエネルギーを消費します。 生命維持に必要な内蔵や筋肉などで消費するエネルギー量の事を基礎代謝量と呼びます。 基礎代謝量は体重1kgにつき約25kcalに相当します。これは周囲の温度や環境などの影響があり 個人差があります。 仮にいま、体重56kgの男性がいるとします。 基礎代謝量を56kg×25kcal/kg=1,400kcalとします。 通常の仕事で、デスクワーク中心ですと 1日当たりのエネルギー消費量は、400kcal程度です。 従って1日のエネルギー消費量は1,400kcal+400kcal=1,800kcal 食事からの1日のエネルギー摂取量を平均な日本人の値で、2100kcalとすると 2100kcal-1,800kcal=300kcal(体に貯めたエネルギー)となります。 30歩が約1kcalなので、余分な300kcalをウォーキングで消費しようとすると 30歩×300kcal=9,000歩・・・これが「1日1万歩」のススメの根拠と言われています。 *「1日1万歩」はあくまで目安なので、激しく体を動かす人は、少しすくなめの7000歩でも十分です。 Q、運動効果の上がるウォーキングの目安あ? A、無理なく歩く速度とは・・・ややきついと感じる速さで歩く 最初は20分ぐらいから始めましょう。 1人1人の1分間の心拍は異なります。 貴方の最大心拍数は、220-年齢=最大心拍数 運動として効果的な心拍数は、最大心拍数×0.60~0.75です。 この心拍数に合わせて、普段より少し早めに歩きましょう。 運動効果を上げるための歩く運動強度は ●ボルグの主観的運動強度(R.P.E)と心拍数について R.P.E 心拍数 心拍数 心拍数 (若者の場合) (中年の場合) (中高年の場合) 6~ 7非常に楽である ~ 80 ~ 70 ~ 65 運動効果なし ↑ 8~10かなり楽である 80~100 70~ 90 65~ 80 ↑ 11楽である 100~120 90~110 80~ 95 運動として効果的→ 12~14ややきつい 120~140 110~125 95~110 ↓ 15~16きつい 140~160 125~145 110~130 赤信号 ↓ 17~18かなりきつい 160~180 145~160 130~145 19~20非常にきつい 180~ 160~ 145~ ●自分に合った歩く速さは 若者達(20代) 中年(30~40代) 中高年(50代) 男性 女性 男性 女性 男性 女性 通常歩く速度 5.4km/h 4.2km/h 4.8km/h 3.6km/h 4.2km/h 3km/h 効果的歩行速度 7.2~ 5.4~ 6~ 4.8~ 4.8~ 3.6~ 7.8km/h 6km/h 6.6km/h 5.4km/h 5.4km/h 4.2km/h 「プロゴルファー猿」 heroさんのHPで「ウォーキング」についての詳しい事が書かれていうのを見付けました。 |